大板山たたら館は、平成29年3月にオープンしたばかりで、まだ木の香りの残る展示休憩室です。遺跡発掘時の様子、大板山たたら製鉄の歴史、世界遺産に登録された理由などがパネルで紹介されています。必見は、萩藩の絵師によって画かれた、たたら製鉄の絵巻のビデオです。(絵巻現物は東京大学に所蔵)。これによって当時のたたら製鉄の様子を知ることができます。土・日曜日、祝日は遺跡の無料ガイドがいます。その他の日でも、予約して頂ければガイドいたします。(有料)。
大板山たたら製鉄遺跡や「たたら館」の管理清掃、ガイドは、地元の人々のボランテイヤ団体、福栄文化遺産活用保存会が行っています。また、毎年「たたら祭」を企画運営しています。昨年は、ミニたたら操業の実演や、たたら太鼓の演奏、地元産物の販売、新米掬い、餅蒔きなどを行い、多くの人で賑わいました。本会が新規開発した「丙辰丸まんじゅう」は、焼きたてで、美味しく好評です。
萩市福栄地区には、他にも室町南北朝時代からの神社仏閣やキリシタン祈念地などもあります。「福栄お宝マップ」を用意しています。こちらもお楽しみ下さい。